心筋炎の現れ方について

心筋炎とは心臓の筋肉に発生した炎症で、感染症,中毒または原因不明の心筋の炎症性変化で、無症状の物から発熱、頻脈、呼吸困難などの臨床症状を示すものまでもあります。
心筋炎の現れ方は胸痛、心不全、不整脈による症状があります。心不全による症状は、尿量の低下、浮腫(むくみ)、呼吸困難、四肢の冷感、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になること)などで、重症になれば意識や血圧の低下などショック症状になります。不整脈では、動悸や失神を起こすことがあります。失神は不整脈の一種である房室ブロックや頻拍性の不整脈などで、心臓から送り出される血液量が減るためです。
さらに注意すべきは、発熱、頭痛、咳、咽頭痛などのかぜの症状や、嘔吐、腹痛、下痢などの腹部の症状、発疹、関節痛、筋肉痛などが、心不全・不整脈の症状の数日前から現れることが少なくないことです。
そのため、発症初期にはかぜなど他の疾患との区別が困難なことがありますが、経過するうちにいつものかぜや嘔吐下痢症などより重症感があり、何かおかしいと感じます。胸痛、動悸などは小さな子どもは訴えられないため、この「何かおかしい」という感じはこの病気を見つけるうえで非常に大切です。